BBC LEARNING ENGLISH News Review

 おはようございます。今日のBBC記事はこちらです。最初のパラグラフだけで重要な単語やフレーズが盛り沢山ですね。

 

India’s Covid nightmare

 

India continues to struggle with an aggressive second wave of infections. The Indian government had announced that starting Wednesday, all adults could register for vaccinations. But the website crashed within minutes of its launch. While some managed to register, many others complained they weren’t able to get through.

 

nightmare

悪夢という日本語がぴったり当てはまると思います。ちなみに、英英辞典で

"a frightening or unpleasant dream"  恐ろしい、または、不快な夢。

 

continue to do

〜し続ける。continue は continue to do も continue doing もOKのようですが、意味が少し変わるようです。以下の例文でイメージできるでしょうか。

He continued to run every morining in summer. 夏の間、毎朝(習慣的に)走り続けた。

He continued running for 4 hours. 彼は4時間(ずっと)走り続けた。

ただし、あまり区別しないという人もいるようです。

 

struggle with

cambridge dictionary では to experience difficulty and make a very great effort in order to do something となっていますが「大変だ」というのがしっくり来ると思います。

struggle with 名詞

struggle to do 

どちらもOKですね。

 

agrressive

「アグレッシブに行け」なんて日本語でもたまに使うと思いますが、少し注意が必要なようです。「アグレッシブ=積極的」というイメージがありますが、英語ではネガティブなイメージがあるそうです。積極的なというのはポジティブな意味ではなく「攻撃的に、挑戦的に積極的」ということです。だから、サッカーなどでアグレッシブに行け、というのは正しい使い方ですが、それを積極的とだけ理解してしまうと間違いの元のようです。それが分かった上で、「積極的に行け」とサッカーのシーンで訳すのはいいのだと思います。

英英辞典では、behaving in an angry and violent way towards another person と解説されています。そうとは知らずに「アグレッシブ=積極的」と思っていたので、

I appreciated the team members' aggresive attitude.

と言ってしまったら???と感じになってしまいました。その場合は、

possitive attitude だと。supportive もいいかもね。ということでした。

aggressive   辞書には侵略的なという訳もあります。ここではそれが一番いいかもしれません。

an aggressive second wave of infections のイメージ沸いたでしょうか。恐ろしい…

 

starting Wedeesday

英語らしい言い方ですね。日本人だとnext Wednesdayをまず思い浮かべますよね。今週なのか来週なのかは分かりませんが、次の水曜日だということですよね。coming Wednesdayも同じ意味になるようです。next Wednesday だと来週の水曜日と取られる可能性もあるかもしれませんが、starting, comingを使うと「最初に来る」を強調できるのだと思います。

 

文頭のBut

文頭に"But"は来ない、とよく言われるんですが、たまに見ますよね。これBBCのニュース記事ですからね。アカデミックライティングや正式な文章ではNGなのだと私は理解しています。文法的な解説は専門の方にお任せしますが、日本人は"But"を使いすぎると言われるみたいです。大抵の場合"BUT"はいらないよ、と言われることが多いです。 

 

Crash

日本でもコロナワクチンの予約でウェブサイトがcrashしまくってますよね・・・

 

within minutes of its launch

「開始数分で」がしっくり来ると思います。within=以内なので数分以内ですが、「数分で」がしっくり来ると思います。launchは英英辞典だと"introduce (a new product or publication) to the public for the first time"となっています。新しいものを表に出す、公開するというイメージだと思うので、「"its=webサイトの公開"後、数分で」になると思います。

 

some , others 

some;不特定の人、others;some以外の人

ここでは、「ワクチン接種の予約をできた人もいるが、多くの人は予約できず不満を持った。」でいかがでしょうか。

 

manage to

to succeed in doing or dealing with something, especially something difficult

何とか〇〇できた、と訳されることが多いですね。

 

get through

「なんとか切り抜ける」と訳されることが多いですが、英英辞典は

to succeed in an exam or competition です。

ここでは"complained they weren’t able to get through"予約できなかった、予約に成功しなかった人が不満を持ったということですね。

 

私なりに訳してみるとこのようになりますが、皆様のご意見はいかがでしょうか。

「インドは、爆発的な感染だ第二波に苦しめられている。インド政府は、成人全員が次の水曜からワクチンの予約ができると発表した。しかし、ウェブサイトは公開数分でダウンしてしまった。なんとか予約できた人もいたが、多くの人は予約できず不満を持った。」

 

Thanks heaps. Hope many others get vaccine.